【令和の時代に】ツーリングマップルが必要だと考える話【バイク乗りのバイブル】

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こんにちは。信濃路ライダーです。

長野県内を相棒(steed400)と一緒にフラフラとツーリングしています。

 

 

バイクツーリングの時には、Googleマップにお世話になることが多いですが、ツーリングマップルも必ず持ち歩くようにしています。

「地図アプリで充分」という方もいる中で、ツーリングマップルを一緒に使い続けるバイク乗りの方もいらっしゃるかと思います。

 

そこでGoogleマップなどの地図アプリが主流の中、バイク乗りのバイブルであるツーリングマップルについてご紹介。

 

 

目次

 

 

ツーリングマップルとは

ツーリングマップルは、道路地図や旅行ガイドブックを出版している「昭文社」が毎年発行している、

『バイクツーリング に使用することを目的とした道路情報地図』のこと。

 

もともとは、1985年にツーリングマップルの前身である『二輪車ツーリングマップ』が発刊されたのがはじまり。

 

 

その4年後(1989年)には、各地方版も発刊され、2023年現在では全7エリア分が発売されています。

(北海道・東北・関東甲信越・中部北陸・関西・中国四国・九州沖縄)

毎年3月の半ばに発売されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 高速道路や有料道路における二輪通行料金や、二輪通行禁止区間など、バイク乗りに必要な情報がある。
  • 景色のいいツーリングコースや名物の食べ物、ライダーハウスや各宿泊施設、温泉やキャンプ場の情報がある。

 

この2点がツーリングマップルの大きな特徴です。

 

また、各地方版には、それぞれ取材担当者が実走・取材をしているため、よりリアルな情報と取材担当者の色が出ているのが特長です。

 

 

「通常版」と「R版」

ツーリングマップル(紙書籍版)には、「通常版」と「R版」の2種類があります。

 

「通常版」は、A5判で平綴じ(PUR)。縮尺:14万分の1(北海道版は20万分の1)。定価2,200円(税込)。

 

 

「R版」は、B5変判でリング綴じ。縮尺:12万分の1(北海道版は17万分の1)。定価3,300円(税込)。

 

 

持ち運びやすさを重視する方や、タンクバックを使う方には「通常版」。

大きいサイズで地図を見たい方には「R版」といった感じでしょうか。

 

ちなみに、「R版」は2013年発行までは耐水紙を使用していたそうですが、

「耐水紙だと水性ペンで書き込みができない。」といった声もあり、翌年(2014年)から現在と同様の耐水性のない紙に変更されたそうです。

 

また、紙書籍版以外にも「電子書籍版」も2018年から発売されています。

※こちらはあくまで「電子書籍版」であって地図アプリではないので、ナビ機能や現在地を知ることはできません。

 

 

どんな地図なのか

『バイクツーリング に使用することを目的とした道路情報地図』というだけあって、おすすめルートや抜け道。未舗装道路や好景観道路などがパッと見てわかるように色分けされています。

例えば、そこを走ることが目的となるような「おすすめルート」はピンク色の線で縁取られていて、「ダート(未舗装路)」はオレンジ色の破線で表されています。

また、本図とは別に都市詳細図・観光図も載っていて、2022年関東甲信越版で長野県は、長野、松本、白馬、志賀高原ビーナスラインが載っていました。

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公式HPより。ツーリングマップル - 地図と旅行ガイドブックの昭文社グループ

 

景色のいい道路やおすすめの飲食店などは「ツーリングコメント」が書かれています。

ガソリンスタンドやコンビニなどの場所も地図上に「ツーリングアイコン」でわかりやすく表示されているので、ツーリングルートの参考になります。

 

また、2022年版にはTwitterで募集したユーザーの旅の写真も掲載されており、Twitterハッシュタグ #TM2022読者投稿」で検索して、ユーザーの投稿を見ることもできます。

 

 

地図アプリと比べて、ツーリングマップルのメリット・デメリット

◯ メリット

  • ツーリングマップルは道路の情報などの全体情報を一目で把握できる。
  • おすすめのルートや食堂、立ち寄りスポットなどが載っており、ツーリング中に見逃してしまうリスクを減らします。
  • 一般道や未舗装道路などがわかりやすく色分けされており、事前に走りたい道を見つけてツーリングを楽しむことができる。

 

✗ デメリット

  • リアルタイムの交通情報や施設の営業状況などが確認できない。
  • 道路や施設の建設、交通規制の変更などがあった場合にアップデートできない。
  • 地図アプリはスマホだけで済むが、持ち運ぶためのバッグ等が必要となる。

 

以上を踏まえると、ツーリングマップルでルートや飲食店の目星をつけ、地図アプリで現在の交通情報や飲食店の営業時間などを確認する。

それぞれを併用すればより効果的に活用することができそうですね。

 

 

また、旅の計画段階では、ツーリングマップルを使用することで、目的地周辺の様子や道路網の把握、ルートの選定や観光スポットの位置関係を確認することができます。

 

現地では、ツーリングマップルを手に取り、自身でルートをたどったり、現地の景色や看板と照らし合わせながら、道を見つける楽しさを味わうことができます。

 

そしてツーリング後は、思い出の一部として、旅先で訪れた場所や自身のルートをメモしたり、写真を添えて保存することで、後々振り返ることができます。

 

 

他にもこんな楽しみ方

過去の古いツーリングマップルをあえて携行し、ツーリングに行く猛者もいるようです。

例えば、廃道や閉鎖された林道は新しいツーリングマップルでは、適宜削除されているようです。

オフ車乗りの方々は、廃道散策を楽しむ目的で、旧版ツーリングマップルを利用する方もいらっしゃるようです。

※私なんかは廃墟探しも趣味としてるので、古いツーリングマップルには心惹かれるものがあります。

 

また平成の大合併を経て、長野県は全77市町村となりましたが、合併以前のツーリングマップルを見ながらのツーリングも面白そうだなと思い、最近では古いツーリングマップルを探していたりもします。

 

 

まとめ

現在地の確認。目的地までの最短のルート検索。リアルタイムの交通情報については、地図アプリが圧倒的に便利です。

 

しかしそれだけでは「目的地に行くことだけが目的」となってしまい、ツーリング中の醍醐味やちょっとした発見を見逃す可能性があります。

ツーリングマップルはツーリング魅力をさらに引き立てる最適な相棒となります。

旅の計画段階で使用し、現地でのガイドとして活用しながら、思い出に残るツーリング体験を楽しんでください。

 

 

 

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